About Us会社概要
はじめに
2014年、青島輝安電気有限公司は山東省に設立されました。
青島は、秦の時代に稲や農業技術を日本に伝えたといわれる徐福が日本に向けて出発したと言われる地で、日本のみならずアジア地域の文化の発展に大きな影響を与えた歴史ある地です。
今では、ハイテク企業も多く集まり、この地でベンチャー企業も次々と誕生しています。私たち青島輝安電気有限会社もその中の1社です。
弊社は設立以来、新たな石油化学プロジェクトでの新しい大規模な太陽光発電の活用や建設された石油化学工業関連の建物の太陽光発電の改造などを手掛けてきました。
業務提携先には中国石化、中国石油、ExxonMobilなどのエネルギー大手企業も含みます。これらの業務の中で、石炭、石油などの化石エネルギーが今の社会の物質的基盤を支えてきたこと再認識しました。
しかし、それと同時に太陽エネルギーが環境にやさしく、これからの人類に幸福をもたらす自然エネルギーであることも強く認識したのです。その結果、より積極的に地球環境を改善したいという強い想いを抱くようになり、自然エネルギーの利用を促進する今回の新規事業を立ち上げることにしました。新規事業の立ち上げにあたり、2024年に中国杭州のADVANCED SOLAR POWER(HANGZHOU) INC.(略称:ASP社)と業務提携を結びました。
ASP社は太陽光発電パネルメーカーの大手で中国だけでなくEUなど海外でも販売実績を伸ばしているテルル化カドミウム太陽光発電パネルメーカーです。
弊社はつながりのある日本で、環境にやさしい自然エネルギーの普及の一助となるべくオリジナリティある製品を開発・製造するASP社と共にその総代理店として太陽光発電パネルの販売に邁進することを決定いたしました。
太陽光発電パネルの表面色は、これまでシリコン系では単結晶の黒色と多結晶の青色しかありませんでした。しかし、ASP社の太陽光発電パネルにはこれと全く異なるタイプがあるのです。
今まで日本にはなかった窓ガラスや天窓、それも自在に色を付けられる「透過光型太陽光発電パネル」です。
またビルや住宅の壁材として大理石やアルミなどの質感にプリント加工したパネルなど、バリエーションが非常に豊富です。2012年から、中国やヨーロッパ、アジアで、これらのBIPV((BIPV=Building-integrated photovoltaics:建材一体型太陽光発電)を提供しているメーカーがASP社なのです。
弊社はこれまで日本にはなかった新しいタイプのBIPVを中心に日本で販売します。
ASP社の製品は、テルル化カドミウム(CdTe)太陽光発電パネルです。カドミウム化合物を素子として使用しています。日本ではカドミウムというと公害を引き起こした原因物質というイメージが強くあると思います。確かにこのテルル化カドミウムもカドミウム化合物で危険な物質の一つです。
しかし、ASPの製品では、テルル化カドミウムを樹脂でコートして2枚の強化ガラスで挟んでいます。強い衝撃でも太陽光発電パネルパネルが割れて飛散しない構造になっています。また、万一、強化ガラスが完全に割れても樹脂に覆われたテルル化カドミウムが飛散する確率は非常に低く、中国やヨーロッパなど各国では既にその安全性が広く認められ、使用されています。
他社製品ですが、既に日本国内でもテルル化カドミウム太陽光発電パネルは大規模太陽光発電所で利用されており、2023年にはトータルで500MWの規模にまで拡大していると聞いています。
さらに、弊社は環境負荷の軽減という観点で、使用済みパネルのリサイクル事業も同時に行います。ASP社には、廃棄されたパネルをリサイクルし、新たなパネルを製造する施設があります。そこでは、廃棄されたパネルが安全にリサイクル活用され、新たな製品に生まれ返っています。
弊社がASP社と提携した理由は、安全性と環境負荷低減だけではありません。そもそもの発電効率が高いことも、もうひとつの理由です。
テルル化カドミウム太陽光パネルはシリコン系太陽光発電パネルと比較して、高温環境でも、部分的に影に覆われても発電効率が下がりにくく低照度でも発電できる、という大きなメリットがあります。ASP太陽光発電パネルの最大の特徴は、BIPV:建材一体型太陽光発電として建物の景観を損ねずに設置できることです。透明度や色、サイズや今まで使用できなかったビルや家屋の壁面や窓など、自由な設計のもとに太陽発電を導入できるのです。
限られた国土の中で、景観を損ねることなく、今まで利用できなかった壁面や窓を利用しながら自然エネルギーを増やすことはとても重要なことです。
弊社の扱う太陽光発電パネルは、カーボンニュートラル社会の実現に貢献できると確信しています。このような弊社の考えをご理解いただき、日本の皆さまと社会的責任を担う企業の方々とともに、地球環境改善を目指してBIPVによる自然エネルギーの普及を実践したいと強く願っております。
青島輝安電気有限公司 董事長 殷 輝
会社概要
- 社名
- 青島輝安電気有限公司(輝安電気)
- 所在地
- (日本営業部)
〒140-0001 東京都品川区北品川1-20-4 2-404
TEL: (03)-6260-1677
URL: hasolar.jp
(本社)
青島市黄島区武夷山路7号 万利国際上流匯2号棟602
URL: hasolar.com.cn